【三原舞依の言葉】「スケート人生を込めた」SP、けがから「一歩踏み出す」フリー 

三原舞依が、合計173・58点で近畿選手権を準優勝しました。昨季は、右足首の負傷の影響で同大会を欠場。優勝した22―23年シーズン以来2季ぶりに出場できたことに感謝しながら、思いを込めた2つのプログラムとともに、一歩ずつ階段を上っていくことを誓いました。「三原舞依の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<近畿選手権>◇9月28、29日◇大阪・府立臨海スポーツセンター◇女子SP、フリー

SPの演技をする三原

SPの演技をする三原

フリーの演技を終えた三原

フリーの演技を終えた三原

印象的なアイメイク、ポイントは・・・

SPを終えて

――SPを振り返ってください。

三原 すごく緊張してたんですけど、観客席に本当に埋まるくらいたくさんのバナーをファンの方が持ってくださっていて、6分間の時に、名前がコールされた後にパッて見たら、すごいなんかカラフルな景色が見えて、 本当に幸せだなっていう風に思いながら、このショートは、自分のいろんな思いであるとか、スケート人生を込めたプログラムなので、本当に最後まで思いを込めて滑れたかなと思います。

――冒頭のジャンプはかなり慎重に跳んだように見えました。

三原 練習から結構ここ最近になってトリプル―トリプルが入るようになってきて。試合で跳ぶってなるとちょっと緊張もあったのか、すごい慎重にはなってしまったんですけど、ファーストのジャンプが降りてきた時にちょっと沈みすぎてしまって、トリプル行きたかったなっていう思いがすごくあるんですけど、いろんな経験を踏まえて、ここはダブルできっちり最後まです滑りきる方がいいという風な思いで。すごく悔しいんですけど、最後まで諦めずに、フリップもちゃんと跳べてよかったなと思います。

――アジアンオープントロフィーを終えてから調整してきた部分はどこですか。

三原 やっぱりトリプル――トリプルをプログラムに入れるっていうことを重点的にしてきたのと、あとフリーをたくさんたくさん滑り込んできました。

――今季のテーマを教えてください。

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。