【友野一希の言葉】「間違いなくベストな演技ができた」再起へ手応え/現地限定

【ヘルシンキ=竹本穂乃加】グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯5位の友野一希(26=第一住建グループ)がショートプログラム(SP)2位発進しました。

今季自己最高となる90・78点をマーク。右股関節の負傷を抱えながらも「今のコンディションでは間違いなくベストな演技ができた」と納得した表情で振り返りました。

SP後の現地取材メディア限定のやりとりを、「友野一希の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇11月15日◇フィンランド・ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP)

公式練習に参加した友野一希(以下、撮影はすべて竹本穂乃加)

公式練習に参加した友野一希(以下、撮影はすべて竹本穂乃加)

「引退してから旅行に行きたい国」

前日練習(14日)を終えて

―調子はいかがでしょうか

昨日入ってきて、昨日と今日と練習で、でも徐々に順調に調子も上がってきてるかなっていうふうに思います。前回に比べてしっかり体が動かせる状態に持ってくることができたので、とにかく全力で1つ1つの練習こなして、試合も全力でできることを…。マックスの状態で試合に臨めたら、それが一番かなっていうふうに思います。

―股関節の状態はよくなりましたか

もう70、80%ぐらい。ちょっと違和感あるかなぐらいで。もう痛みとかはなくなってきたので。なくなってきたっていうか、もう痛みはほぼほぼないので。あとは無理せずしっかり練習していけば何も問題ないかと思いますし、今回の大会ではマックスの状態で動けるかなっていうふうに思います。

―ファイナルは厳しいかもしれませんが、今大会の位置づけはいかがでしょうか

すごく強いメンバーが集まってる試合ですし、そういった面でもすごく楽しみでもありますし、その中で自分がどこまで…。正直練習は十分に、なんて言うんでしょうね…。積めていなかったっていうのありますけど。ただ、ケガの状態がよくなってから、まだ1週間とちょっととかですけど、すごい1つ1つの動きが楽しいし、とにかく自分の経験と。まだ明日の練習とあるので、試合までまだ練習は残ってるので、調子をしっかり上げて、試合でマックスの状態で持っていけたらというふうに思います。

―2週間で練習はどのくらい積めましたか

最初の数日はもちろん、試合後っていうのもあって、ちょっと抑えながらっていうのはあったんですけど。1週目の後半ぐらいからはしっかり練習を積めていましたし、普段と同じような、同じっていうか、70%ぐらいの練習ができるようになってきたので、問題なく練習の方は今できることを積めてきたんじゃないかなっていうふうに思いますし、しっかりやってきたことに自信を持って試合できたらいいなと思います。

―リンクで滑ってみた感触はいかがですか

すごく滑りやすいです。僕はヨーロッパの方がすごい大好きなので、すごくいいリンクだなっていうふうに思いました。それと会場の雰囲気、会場というか、この国の雰囲気がすごい温かくて。ずっと来たかった国だったんですけど、改めて期待以上というか、すごくいい国だなっていうのを感じながら、リンクでもすごくいい雰囲気で滑れています。

―フィランドに来たのは

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スポーツ

竹本穂乃加Honoka Takemoto

Osaka

大阪府泉大津市出身。2022年4月入社。
マスコミ就職を目指して大学で上京するも、卒業後、大阪に舞い戻る。同年5月からスポーツ、芸能などを取材。