鬼気迫るメドベージェワの演技と五輪の持つ現実問題
雪と氷の祭典が終わった。旗手と国旗が先に入場する閉会式。日本は笑顔の小平が日の丸を振った。開会式で国旗を使用せずに入場行進をした「ロシアからの五輪選手(OAR)」は、再び国旗なしで参加し…[続きを読む]
2年後に東京での夏季大会を控えたアジアで3回目の冬季五輪は、さまざまな意味で注目される大会です。平昌から東京へ、五輪取材歴35年の荻島弘一編集委員(57)のコラム「OGGIのOh! Olympic」で大会に迫ります。
雪と氷の祭典が終わった。旗手と国旗が先に入場する閉会式。日本は笑顔の小平が日の丸を振った。開会式で国旗を使用せずに入場行進をした「ロシアからの五輪選手(OAR)」は、再び国旗なしで参加し…[続きを読む]
高木菜の「パシュート」は終わっていなかった。妹とともに金メダルに輝いてから3日、マススタート決勝の滑りはパーフェクトだった。3回の中間ポイントは各1位5点、最終ポイントは1位60点。お笑…[続きを読む]
すごい試合だった。カーリング女子の準決勝、延長までもつれ込む死闘は、間違いなく冬季オリンピック(五輪)の名場面になる。この試合で、またファンが増えたはず。負けたけれどもう1試合、24日の…[続きを読む]
見事な金メダル、完璧なレースだった。21日のスピードスケート女子パシュートは、3人の動きが美しかった。わずか幅1ミリのブレード(刃)を支えに時速50キロで足並みをそろえる。個人で劣っても…[続きを読む]
毎日毎日、目が回りそうだ。忙しいからではない。テレビで見ていると、冬は実に回転する競技が多い。この日もスノーボード・ビッグエア男子予選にフィギュア女子SP。「今のは何回?」など、テレビの…[続きを読む]
「スマイルジャパン」は6位で平昌五輪を終えた。世界ランキング9位の女子日本代表は、同6位で前回ソチ五輪銅メダルのスイスと5、6位決定戦で対戦し、0-1と敗れた。98年長野、14年ソチ五輪…[続きを読む]
今大会初採用のスノーボード・ビッグエア。飛んで(×9)回って回って回って回る~。円広志の歌(古い!)を頭の中に思い浮かべながら、予選を見た。トップ選手は確実に勝ち上がりを狙って大技を封印…[続きを読む]
「そだね~」。テレビから聞こえる北海道のイントネーションに、ほっこりとする。五輪で見るカーリングは、選手の生の声がマイクを通して伝わるのが魅力の1つ。チームごとに、選手ごとに特徴がある。…[続きを読む]
鬼気迫る演技に吸い込まれるようだった。フィギュアスケート男子フリー。羽生が滑り終わった瞬間、鳥肌が立った。けがから3カ月の苦闘を思えば、それだけで金メダル。2連覇の記録以上に記憶に残る五…[続きを読む]
今度は転ばなかった。それでも、まだ金メダルに届かなかった。女子スノーボードクロス、リンゼイ・ジャコベリス(米国)は4位に終わった。日本中が注目したフィギュア男子SPの「裏」で世界はエキサ…[続きを読む]
大会6日目まででメダル7個、日本勢の活躍が続いている。7日目は小休止だったが、このペースでいけば冬季五輪最多だった98年長野の10個を軽く抜き、20個を超える?そんな妄想を抱かせるほど。…[続きを読む]
やっぱり王者ホワイトは強かった。平野は前日の予選よりも高難度の技を見せたが、得点は同じ95・25。「もっと高いはず」と怒る人もいるだろうが、もともとスノーボードの採点は絶対的な評価ではな…[続きを読む]
日本中が高梨のメダル獲得を喜んだ。「本当に良かったね」と安堵(あんど)し「よく頑張ったね」と称賛した。ただの銅メダルではない。日本人の多くが待ち望んだメダルだった。高梨の故郷は、98年長…[続きを読む]
フィギュア団体は、もういいんじゃないかな。日本が2大会連続5位でメダルを逃したからではない。前回ソチ大会からの実施で見慣れていないからでもない。あまりにも選手にとっての負担が大きいと思う…[続きを読む]
「かっこいい」「おしゃれ」「個性的」…。スノーボードを見ていると、オリンピック(五輪)では聞き慣れない言葉が飛びだす。元五輪代表の中井孝治さんの解説が特別なわけではない。選手たちの会話に…[続きを読む]
葛西が8度目のオリンピック(五輪)を飛んだ。得意とはいえないノーマルヒルで21位に食い込んだ。26年間、ルール変更や用具の進化に対応しながら競技レベルを保つ努力は大変だったはず。世界的に…[続きを読む]
氷点下20度の極寒が心配されたが、天候にも恵まれた。氷点下2度は「暖かい」と感じるほど。そんな平昌(ピョンチャン)でいよいよ五輪(オリンピック)が始まった。この日、テレビで開会式を見たほ…[続きを読む]
いきなり飛びだした「豪太節」。今大会も、テレビの前から離れられない。いよいよ始まった雪と氷の祭典。夜に開会式を控えた9日には、フィギュア団体のショートプログラムなどが行われた。注目はモー…[続きを読む]
いよいよ始まる平昌冬季大会。史上最強の日本選手団にメダルラッシュの期待は高まる。一方、テレビや新聞が追うのは、北朝鮮の動向だ。選手に続いて芸術団や応援団が渡韓。9日の開会式には金正恩朝鮮…[続きを読む]