【ノービスB便り】憧れのスケーターは? 金の卵たちに聞いてみた

フィギュアスケートの全日本ノービス選手権が10月21、22日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナで行われました。

ノービスB(6月30日時点で満9~10歳)の男子では、1位から順に日髙晴久(MFアカデミー)、木村碧一(埼玉アイスアリーナFC)、佐久間陸(福岡フィギュアアカデミー)が表彰台入り。同じくノービスB女子では、1位から順に宮﨑花凜(MFアカデミー)、矢島凜果(グランプリ東海クラブ)、森成美(埼玉アイスアリーナFC)がメダルを獲得しました。

日刊スポーツ・プレミアムでは、全日本ノービス選手権も現地取材。ノービスBで表彰台入りした男女6人の声をお届けします。 

フィギュア

〈10月21、22日 全日本ノービス選手権:ノービスB編〉

日髙晴久

木村碧一

佐久間陸

宮﨑花凜

矢島凜果

森成美

日髙 晴久

<男子>1位 80・39点(10=MFアカデミー)

――優勝した気持ちはいかがですか。

日髙 優勝出来るかなって不安に思っていましたが、点数が出た時に優勝ができると思ってすごくうれしかったです。

――プログラムは昨季から継続の「火の鳥」でした。今年はどんなところに力を入れてきましたか。

日髙 振付もところどころ変わっていて、見どころもパワーアップしていると思っています。今年は燃え尽きる火の鳥を演じたいと思いました。

――ご自身で緩急をつけながらプログラムを演じているのでしょうか。

日髙 緩急をつけている方だとは思います。止まったりする時はちょっと息を吸ったりできますけど、普段の曲かけの時はそんなに息を吐いたりはしないです。

――最初のジャンプに関してはどうですか。

日髙 最初のジャンプは試合ではきれいにクリーンで決まったことがないので、そこは挑戦というか、決まったら優勝の確率が上がっていくかなとは思っていました。

――滑走順が後半でした。どういう心境で待っていましたか。

日髙 自分は落ち着いてやれば絶対にできると信じていて。緊張しないというか、スーハーと息を吸ったり吐いたり、体を大きく動かしたりしていました。

――MFアカデミーの先輩方からどのような影響を受けていますか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。