【三浦佳生の言葉】優勝したい!勝敗を分ける「0点」スピン/フィンランド大会SP

<フィギュアスケート:GPシリーズ第5戦フィンランド大会>◇エスポー・メトロアリーナ◇11月17日◇男子SP

三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)がSP93・54点で首位発進を決め、自身初のGPシリーズ初優勝へ前進しました。

SP当日の午前に行われた公式練習では「あまり良くなかった」とジャンプの精度が上がっていないことを察知し、より多くの本数を跳ぶことで改善。本番では全3本を成功させました。

昨季のGPシリーズでは2戦ともSP首位ながらフリーで逆転を許し、2位となりましたが「自分が今できる最大限を出し切る」と胸に刻みます。三度目の正直で、初Vと2季連続のファイナルへ。前日11月16日の公式練習からSPまでの言葉を現地発でお届けします。

フィギュア

フィンランド大会・男子シングルSP成績


順位名前SP
1三浦佳生93.54
2佐藤駿90.41
3ジミー・マー80.19
4島田高志郎77.81
5ケビン・エイモズ73.94
6マッテオ・リッツオ73.37
7ニコライ・メモラ72.11
8ニキータ・スタロスティン71.99
9リアム・カペイキス69.10
10イバン・シュムラトコ66.30
11アルレット・レバンディ61.82
12マカー・スンツェフ54.44

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SPでフィニッシュ後にガッツポーズをする三浦

SPでフィニッシュ後にガッツポーズをする三浦

GP初優勝へSP首位発進

11月17日 SPを終えて

――首位発進しました。

三浦 ジャンプを3つそろえることができた。サルコートーはちょっと詰まりましたけれど、しっかり加点の範囲内でまとめることができましたし、大体の要素はクリーンでできて良かったと思います。

――左手を握ってうなずいていました。

三浦 今日の朝の練習もあまり良くなかったので、6分間でいいイメージを持って臨めたのは、すごく良かったと思います。

――前の佐藤の好演技は知っていましたか。

三浦 はい。全部見ていました。

――どういう気持ちで挑みましたか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。