現地限定【河辺愛菜の4日間】結果出した松生理乃、出せなかった自分…喜びと悔しさと

<フィギュアスケート:GPシリーズ第5戦フィンランド大会>◇エスポー・メトロアリーナ◇11月16~19日

河辺愛菜(19=中京大)が9位でGPシリーズ・フィンランド大会を終えました。

本番1週間前に右足の甲を痛めた影響もあってか、ショートプログラム(SP)は最下位スタートとなりましたが、フリー「ボレロ」では観衆を沸かせる場面もありました。

胸に残ったのは悔しさ。今を「耐え時」と表現する中、今大会を終えた率直な感想や、大学の同期の松生理乃の存在について語りました。本番前日の公式練習からフリー翌日までの4日間の言葉を現地発でお届けします。

フィギュア

フィンランド大会・女子シングル成績


順位名前SPフリー合計
1坂本花織69.69135.52205.21
2住吉りをん68.65121.56190.21
3アンバー・グレン51.61133.78185.39
4キム・チェヨン66.19115.23181.42
5ロリーヌ・シルト61.07114.64175.71
6ネラ・ペルコネン58.12114.76172.88
7ララ・ナキ・グットマン58.24110.09168.33
8ユ・ヨン63.46104.68168.14
9河辺愛菜50.12110.88161.00
10スター・アンドリュース57.3697.06154.42
11ヤンナ・ユルキネン54.2189.95144.16
12ウーナ・オーナスボリ58.6395.11153.74

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SP当日午前の公式練習に臨む河辺

SP当日午前の公式練習に臨む河辺

「エイモズ選手の後だったので…」

11月16日 SP前日の公式練習

――会場で滑った感触はいかがですか。

河辺 氷もちょっとガタガタだったんですけど、それ以外の感触は良かったので跳びやすかったです。スケートアメリカの時よりもジャンプもしっくりきてる感じがあるので、明日の公式練習でまた1回調整していければいいなと思います。

――今大会はどのような目標設定されていますか。

河辺 ちょっと1週間前に足を痛めてしまった。右足の甲を痛めて歩くのも痛いぐらいだったので、この1週間は満足いく練習ができてなかったんですけど。その中でも落ち着いてやるべきことをやるというのを意識して。あんまりアメリカの時よりも結果は考えていないので、ほんとに今できることをやることが大事かなと思います。

――スケートアメリカから強化してきたことは何ですか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。