【鍵山優真の言葉】「120%まで引き上げる」独自の練習法明かした/GPファイナルSP

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇7日◇中国・北京◇男子ショートプログラム(SP)

11月のNHK杯で優勝した鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)は、103・72点を記録し、3位発進しました。NHK杯と比べて感触は良くなかったとしまがらも、安定して100点台をマークできていることに「すごく成長につながる」と自信をつけました。「練習の時に120%まで引き上げるように」という独自の練習方法についても明かしてくれました。

フィギュア

GPファイナル男子シングルSP成績


順位選手名SP
1イリア・マリニン106.90
2宇野昌磨106.02
3鍵山優真103.72
4三浦佳生94.86
5ケビン・エイモズ93.20
6アダム・シャオ・イム・ファ88.36
男子SPの演技後、サムズアップポーズを見せる鍵山

男子SPの演技後、サムズアップポーズを見せる鍵山

僕もさらに「頑張るぞ」っていう気持ち

SPを終えて

――演技を終えて

鍵山 良かったっちゃ良かったですけど、NHK杯の方が良かったってすごく感じましたね。ステップもちょっと力が入りきらずに抜けそうな部分も何個かあったので、そこらへんが次につながる課題かなって。

――直前滑走の宇野選手が鍵山選手が保持していた今季のSP世界最高得点を塗り替えました。意識はありましたか

鍵山 点数・順位に関しては気にするつもりはなかったので。でも、宇野選手がすごい演技をしたっていうのは観客の皆さんやステファンコーチのリアクションから感じ取ったので、僕もさらに「頑張るぞ」っていう気持ちを持ってきました。

――安定して100点台を記録しています

鍵山 今までシーズン通して良い演技を連続でするっていうことがなかなかなかったので、こうやってノーミスの演技をフランスから続けてできているっていうことは、すごく成長の部分に繋がると思います。でも、スピンのGOEとか、やっぱりもっともっとだなって感じるので、そこらへんは次に生かせるんじゃないかなって。

男子SPの演技を終えた鍵山

男子SPの演技を終えた鍵山

――反省点は

鍵山 NHK杯と比べて何が足りなかったのかっていうのを改めて振り返って、逆に何が良かったのかっていうのも確認しながら。でも、こうやって100点台乗せても、やっぱり表彰台に上れるかもわからないっていう試合なので、ライバル選手も意識しながらですけど、まずはほんとにフリー終わるまで、自分のやるべきことを集中してやりたいなと。

――納得できる点数でしたか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。