【宇野昌磨の言葉】求めるのは結果なのか、自分のスケートなのか…/GPファイナルフリー

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇9日◇中国・北京◇男子フリー

ショートプログラム(SP)2位発進の宇野昌磨(25=トヨタ自動車)は、フリーで今季自己ベストの191・32点、合計297・34点で2位となりました。表彰式を終えた取材エリアで語ったのは、多種類の4回転ジャンプを駆使して優勝したイリア・マリニン(19=米国)との差から考える競技者としての今後。ランビエル・コーチとも話し合い、模索していく意志を示しました。

フィギュア

GPファイナル男子シングル成績


順位選手名SPフリー合計
1イリア・マリニン106.90207.76314.66
2宇野昌磨106.02191.32297.34
3鍵山優真103.72184.93288.65
4アダム・シャオ・イム・ファ88.36189.92278.28
5三浦佳生94.86166.67261.53
6ケビン・エイモズ93.20126.71219.91

「ステファンがすごく喜んでた」

フリーを終えて

――今回の結果、演技をどう感じていますか

宇野 結果は妥当だと思いますし、演技もNHK杯終わってからの練習からしたら、妥当な演技だったと思います。その中でよくやったと思いますし、まあもう1つ、NHK杯の方が全然よかったっていう(笑顔)。全然よかったです!

――演技後の苦笑いっていうのは「これぐらいかな」という感想ですか

宇野 6分間練習から、良くないというか。跳べてはいるジャンプもありますし、アクセルとトーは跳んでましたし、あれですけど、なんか怪しいなというか。不安定な部分が多分出るなって思ったので、本番はスピードを落として、その中でできることをっていうので。うまく調整して、身の丈に合った演技をできてたとは思いますが、これは今の自分に対しては、もう100点をあげたいと思いますが、NHK杯終わってからの練習振り返ってみると、妥当だったかなっていう感想もあります。

男子フリーの演技に臨む宇野

男子フリーの演技に臨む宇野

――どういう感じで練習を過ごしてきたのでしょうか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。