【りくりゅうの言葉】「内容より今日の順位を喜びたい」1年7カ月ぶりV/現地限定

【アレン=藤塚大輔】昨季の世界選手権銀メダルの三浦璃来(22)木原龍一(32)組(木下グループ)が2季ぶりのGPシリーズで優勝を飾りました。

序盤にジャンプのミスがあったものの、まとめ上げてフリー136・44点の合計214・23点。ベストの演技とはいきませんでしたが「これからもっと良くなる」と手応えを口にしました。

現地取材メディア限定で行われた演技直後の囲み取材と、メダリスト会見の様子を「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇10月19日(日本時間20日)◇テキサス・アレン◇ペア・フリー

ペアで優勝し、撮影に応じる三浦璃来(右から3人目)木原龍一(同4人目)組(共同)

ペアで優勝し、撮影に応じる三浦璃来(右から3人目)木原龍一(同4人目)組(共同)

フリーでフィニッシュポーズを取る三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

フリーでフィニッシュポーズを取る三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

2人が語るアディオスのテーマ

フリーを終えて

―1年7か月ぶりの優勝です

木原 そんなしてなかったんだ。

―世界選手権以来の優勝です

三浦そうなんだ。

木原ベストな演技ではもちろんなかったんですけども、その2シーズンぶりの優勝できたっていうことはものすごくうれしいので。内容よりは今日の順位を喜びたいかな。

優勝して金メダルを掲げるペアの三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

優勝して金メダルを掲げるペアの三浦璃来(右)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

―メダルを首にかけてますがいかがですか

三浦そうですね。本当に久しぶりに優勝をすることができて、本当にうれしく思います。ただ、内容的には2人とも納得いっていないので、次のNHK杯に向けて2週間しかないんですけど、練習頑張りたいと思います。

演技する三浦璃来(上)木原龍一組(共同)

演技する三浦璃来(上)木原龍一組(共同)

―新しいプログラムの手応えはどうですか

三浦まだシーズン初戦なので、これからもっと良くなるかなっていうふうに思います。

木原たぶんショートプログラムの方はやっぱり自信は持ってるんですけど、フリーはもうちょっと滑り込みたいなっていう思いがあったので、今回見つかった課題をしっかり改善していきたいかなと思います。

演技する三浦璃来(左)木原龍一組(共同)

演技する三浦璃来(左)木原龍一組(共同)

―ミスがある中でも136点というかなり高い得点でした

木原本当にそこは良かったかなって。もちろんミスがない方がいいんですけども、3つのミスがあったのかな。3つあったんですけど、その中でも130後半に乗せることができたので良かったかなと思います。

―三浦さんはジャンプ2つ難しいところがありましたが、そのあとのジャンプは緊張しませんでしたか

三浦いや、練習でもミスした時にどうやって立て直すかっていう練習をしていたので、今回はまってよかったかなって。

優勝して金メダルを掲げる三浦璃来(手前)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

優勝して金メダルを掲げる三浦璃来(手前)木原龍一組(撮影・藤塚大輔)

演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

演技する三浦璃来(右)木原龍一組(共同)

―今季はどういうシーズンにしていきたいですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。