【青木祐奈の言葉】「考えるだけで涙が出た」SPから挽回「胸がいっぱい」/現地限定

【アレン=藤塚大輔】SP10位発進の青木祐奈(22=MFアカデミー)は、納得の表情で自身初となる海外でのGPシリーズを終えました。

126・52点の合計183・03点で7位。落ち着いて全7本のジャンプでそろえ「今見せられることはできた。胸がいっぱい」と感激した様子を見せました。

現地取材メディアのみが聞いたフリー後の思いを「青木祐奈の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇10月19日(日本時間20日)◇テキサス・アレン◇女子フリー


順位選手名SPフリー合計
1樋口新葉66.12130.81196.93
2渡辺倫果66.54128.68195.22
3イザボー・レビト68.43126.40194.83
4ニーナ・ピンザローネ62.85130.76193.61
5ブレイディ・テネル66.99125.05192.04
6エリス・リン・グレイシー60.22123.72183.94
7青木祐奈56.51126.52183.03
8リビア・カイザー58.72118.95177.67
9オルガ・ミクティナ56.81109.96166.77
10キム・ミンチェ60.66104.91165.57
11レア・セルナ42.85109.02151.87
12ソフィア・ステピチェンコ44.5693.36137.92
女子フリーで演技を披露する青木(撮影・藤塚大輔)

女子フリーで演技を披露する青木(撮影・藤塚大輔)

「昨日はすごいたくさん泣いて…」

女子フリーを終えて

―試合を振り返ってどうですか

もう今できることやりきったかなっていう、ちょっと安心した気持ちです。

―滑り終わった後すごい歓声もありましたが、どんな景色でしたか

そうです。本当にこのアメリカっていう地で、こんな歓声をもらえると思っていなかったので、自分でもすごいうれしいですし、もう達成感というか、もう4分間頑張ってよかったなと思いました。

演技する青木祐奈(共同)

演技する青木祐奈(共同)

―こういう景色に出会えて、現役続行して良かったですか

そうですね。やっぱりもうショートからまずあきらめずに、すごいちょっと思ったより引きずってしまったんですけど昨日は。切り替えて、今回フリーはできたので、そこでしっかりこの場で自分の今見せれることはできたかなっていう気持ちで、今はちょっと胸がいっぱいです。

演技を終え、キスアンドクライで笑顔を見せる青木祐奈(右)(共同)

演技を終え、キスアンドクライで笑顔を見せる青木祐奈(右)(共同)

―ずっとやってきたジャンプが冒頭できっちり入りましたが、いかがでしたか

本文残り74% (2388文字/3243文字)

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。