現地限定【山本草太の言葉】「サルコー踏み切った時の軸」次は強い意識で/中国杯SP

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦中国杯>◇11月10日◇重慶華西文化スポーツセンター◇男子ショートプログラム(SP)

第2戦スケートカナダで初優勝を飾った山本草太(23=中京大)のGP2戦目が始まりました。

SPは4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半)のミスが響いて75・48点の8位発進。2季連続のファイナル(12月、北京)進出が懸かる中で、心理面のコントロールの難しさを口にしました。

現地限定の取材での言葉を、9日の公式練習後と合わせて、たっぷりとお届けします。

フィギュア

中国杯・男子シングルSP成績


順位名前SP
1宇野昌磨105.21
2アダム・シァオ・イム・ファ91.21
3ミハイル・シャイドロフ89.94
4ボーヤン・ジン87.44
5ガブリエレ・フランジパーニ85.19
6友野一希80.50
7ジミー・マー77.29
8山本草太75.48
9イ・シヒョン74.43
10シュー・ジューウェン65.57
11ダイウェイ・ダイ64.25
12ルーカス・ブルサード61.05
SPの演技をする山本(ロイター)

SPの演技をする山本(ロイター)

SP8位もフリーは「本当にノーミスする」

10月10日 SPを終えて

――振り返ってみて、いかがですか

山本 そうですね。どこか緊張感のある、ショートプログラムだったかなと思います。前回のカナダの、本当に無心に、すごく緊張感を持って、自分自身に集中していたショートとは違って、どこかファイナルだったり、前回のスケートカナダだったり、少しそういった余計なことがよぎる、本当に集中しきれていない演技だったかなと思います。状態も別に悪くなかったですし、そういった緊張感のある中での演技っていうものを、さらに磨いていけたらなって思っています。

――緊張感は、どのぐらいのタイミングで襲ってきましたか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。