【三浦佳生の言葉】「まだショックが大きい」も前を向く「次は自分の日になるように」

フィギュアスケート男子の三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)が巻き返しを誓いました。

今大会はショートプログラム(SP)で102・96点の2位発進も、フリーの失速で合計240・38点の6位。悔しさは残りますが、シーズン後半戦に向けて重要な舞台となる12月の全日本選手権(大阪)を見据えました。

フリー一夜明けの思いを「三浦佳生の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月10日◇東京・代々木第一体育館


順位選手名SPフリー合計
1鍵山優真105.70194.39300.09
2ダニエル・グラッスル83.01181.84264.85
3壷井達也85.02166.50251.52
4アンドリュー・トルガシェフ84.36162.22246.58
5マッテオ・リッツォ81.79164.77246.56
6三浦佳生102.96137.42240.38
7ジェイソン・ブラウン77.08152.01229.09
8樋渡知樹74.59151.79226.38
9ウラジーミル・リトビンツェフ81.85143.82225.67
10ガブリエレ・フランジパーニ81.33142.49223.82
11マーク・ゴロニツキー77.74138.02215.76
12イム・ジュホン74.31121.74196.05
フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯のエキシビションに臨む三浦(撮影・河田真司)

フィギュアスケートGPシリーズ第4戦NHK杯のエキシビションに臨む三浦(撮影・河田真司)

「なかなか練習であの失敗は…」

10日、一夜明けペンへの取材対応

―一夜明けて気持ちは落ち着きましたか

いや、落ち着いてはないですけど…まだショックが大きいのと、やっぱりNHK杯で結果を残したかったので、すごく悔しさは残っていて。ただもう早く切り替えないといけないので、早く切り替えていきます。

―昨晩は寝られましたか

全然寝られなかったです。

―トリプルアクセルをもっていった選択について、悔やんでいる部分もありますか 

そこは別に何も間違っていなかったと思っていて、ループをやっていても、多分相当崩れていたと思うので、その後、トー1個目を失敗したところまでは、まだ巻き返せたと思うけど、ダブルアクセルぐらいから、全ての歯車が狂ったような感じになりましたね。

―体より気持ちの部分ですか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。