【うたまさの言葉】「100%になることはまだ…」GPデビュー戦でも変わらぬ姿勢

フィギュアスケートでアイスダンスの「うたまさ」こと吉田唄菜(21)森田真沙也(20)組(木下アカデミー)が、GPシリーズデビューを飾りました。RDに臨み、64・30点で9位発進となりました。

結成2季目で立ったNHK杯の舞台。自国のファンの前で磨いてきた演技を見せ、収穫と課題を得ました。7日の公式練習、8日のリズムダンス(RD)での2人の思いを「うたまさの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月8日◇東京・代々木第一体育館◇アイスダンス・リズムダンス(RD)

演技を披露する吉田(左)と森田(撮影・河田真司)

演技を披露する吉田(左)と森田(撮影・河田真司)

「2人のユニゾンは高まってきている」

RDを終えて テレビへの取材対応

―滑った感触はいかがですか

吉田大きな会場でたくさんのお客さんの前で滑ることができて本当に楽しかったです。

森田NHK杯は会場の雰囲気もすごく温かくて、滑っていて楽しい時間でした。

―手応えはいかがですか

吉田今日は東日本(選手権)の時よりも全てのエレメンツで思い切ってできたかなと思います。点数はあまり出なかったですが、初めてのグランプリなので、しっかり見直して次につなげていけたらいいなと思います。

森田自分たちの中ではやり切ったと思える演技でした。ジャッジペーパーを見て、細かいところを修正できればと思います。

―森田選手はどういう気持ちで踊りましたか

森田目の前の女の子を誘うような感じで踊りきりました。

―明日のフリーダンスへの意気込みをお願いします

吉田今日とは違った雰囲気のプログラムになるので、会場の皆さんを引き込むような滑りができたらと思います。

森田「ロミオとジュリエット」になって、会場全体を感動させられるような演技をしたいです。

演技を披露する吉田(左)と森田(撮影・河田真司)

演技を披露する吉田(左)と森田(撮影・河田真司)

ペン記者への取材対応

―演技の満足度は何%くらいでしょうか

吉田うーん、そうですね…。100%になることはまだまだないと思いますが、しっかりなりきれて、動けて、コーチの方々も「楽しかった」と言ってくださったので、70、80%くらいかなと思います。

森田僕もパーセンテージは同じくらいで。体のコンディションも良くて、滑る感じも良かったです。そういうところも今後はうまくなっていく上で大切な要素だと思うので、もっと動ければいいなと思います。

―東日本選手権以降、リズムダンスを演じる上でどのような点を強化してきましたか

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。