【ゆなすみの言葉】自己ベストで世界選手権資格ゲット「うれしくって」ガッツポーズ
フィギュアスケートでペアの「ゆなすみ」こと長岡柚奈(19)森口澄士(22)組(木下アカデミー)がSPで自己ベストの60・32点をマークし、5位発進しました。
技術点で32・87点をマークし、24年2月のチャレンジカップで記録したフリーの技術点と合わせて88・06点。25年世界選手権ミニマムスコアの88・00点を上回り、ガッツポーズ見せました。
7日の公式練習、8日のSPでの2人の思いを「ゆなすみの言葉」としてお届けします。
フィギュア
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月8日◇東京・代々木第一体育館◇ペアショートプログラム(SP)
「大丈夫、できる!」
SPを終えて テレビへの取材対応
―自己ベストを更新しました。演技を振り返っていかがですか
長岡今回のショートは60点台に乗せることを目標にしていて、点数が出て60点台に乗せることができてすごくうれしかったです。まだレベルは確認していませんが、エレメンツ1つ1つを見ても、自分たちができるベストなものを出せたと思っているので、そこもうれしく思っています。
森口目標としていた60点台を超えることができて、柚奈ちゃんの言った通り、1つ1つのエレメンツも出来は悪くなかったと思います。自分たちの練習していたものが出せたところもあったので、そこはすごく良かったと思います。
―この試合を迎えるにあたり、2人で話し合ったことなどはありますか
森口「大丈夫、できる!」くらいです(笑い)
―サイドバイサイドも決めました。長岡選手はジャンプを振り返っていかがですか
長岡リンクに入る前も、入った後も、ショートに始まる前も浜田(美栄)先生がリンクサイドに立ってくださって、細かく注意をしてくださっていたので、それを注意しながら落ち着いて実践できて、サイドバイサイドを降りることができて、とてもうれしいです。
―スピードに乗ったリフトについて、森口選手は振り返っていかがですか
森口僕の中ではそこを一番、ジャッジの皆さんにも、観客の皆さんにも、全ての人にお見せしたかったので、あれだけ歓声が上がって、すごく良いんだなと感じました。見せたかったものをお見せできて、ショートプログラムの中の達成感があります。
―気持ちを乗せた演技ができましたか
森口感情と観客の皆さん、コーチの熱のおかげで、始まる前から気持ちが高ぶっていて。緊張もちょっとはしているんですけど、緊張よりも楽しさや強い気持ちが大きかったと思います。
―明日のフリーへ向けてはいかがですか
長岡今はこうしてショートがいいものを出せたので2人ともうれしい気持ちでいるんですけど、明日も気持ちを切り替えて、自分たちが今できるものを全て出せるように2人で調整していきたいと思います。
森口ショートが良かった流れを切らさず、明日の朝の練習から僕たちが課題としている一貫性を意識して、フリープログラムへ挑めたらと思います。
ペン記者への取材対応
―レベルを見てないということですが、自分たちの感触はいかがですか。ツイストリフトはレベル3でした
森口3? すごっ(笑い)。
―リフトがレベル4、デススパイラルがレベル2、ステップシークエンスが3でした
長岡ステップシークエンスがレベル3ってことで、多分私がクラスターの時にバランスを崩してしまったのが原因ではあると思うんですけど、ステップシークエンスはちゃんとスケーティングを強みにしてるということを言ってるので、ちゃんとそこはレベルを落とさないように練習していきたいなと思うのと、バックアウトはレベル3を目指していたので、そこを落としてしまったのが反省点。レベル3とレベル2とレベルを落としているところがあったけど、60点台に乗れたっていうのはすごく良いことだと思うので、そこを改善して、もっと高みを目指せるように頑張っていきたいなと思います。
―得点が出たときはガッツポーズしているように見えましたが、どのような感情でしたか
森口やっぱり僕たちの今の目標は、まず世界選手権のミニマムスコアを取ることなので。おそらく0・3点超えたとは聞いたので。
長岡0・03。
森口0・03? 超えたとは聞いたので、一応、世界選手権に行く資格は取れたのかなと思って。やっぱりそこはうれしくってガッツポーズはしました。
―スロージャンプがすごくきれいに決まりました
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松本航Wataru Matsumoto
大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。
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