現地限定【宇野昌磨の言葉】「プラスになる立ち回りはしたい」/一夜明け

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦中国杯>◇11月12日◇重慶華西文化スポーツセンター◇エキシビション

今季の初戦を2位で終えた宇野昌磨(25=トヨタ自動車)が、エキシビションに臨む前に現地限定の一夜明けインタビューに応じました。表現面に気持ちを置く新シーズンで、実際に試合を終えてみた感想は―。ショーに全力投球して過ごしたオフシーズンをへての現在の心境を包み隠さずに伝え、自分のためだけでなく、スケート界にとっても「プラスになる立ち回り」をしたいと望みました。

フィギュア

中国杯・男子シングル成績


順位名前SPフリー合計
1アダム・シァオイムファ91.21207.17298.38
2宇野昌磨105.21174.73279.94
3ミハイル・シャイドロフ89.94174.52264.46
4友野一希80.50171.45251.95
5ガブリエレ・フランジパーニ85.19166.40251.59
6山本草太75.48170.10245.58
7ボーヤン・ジン87.44149.84237.28
8イ・シヒョン74.43134.70209.13
9ジミー・マー77.29127.87205.16
10シュー・ジューウェン65.57128.22193.79
11ダイウェイ・ダイ64.25121.31185.56
12ルーカス・ブルサード61.05120.10181.15
中国杯の一夜明け会見で写真に納まる宇野

中国杯の一夜明け会見で写真に納まる宇野

「スケート界にも、そして今後の自分にとっても」

現地限定の一夜明け取材より

――まずは一夜明けて、今の心境をお聞かせください。

宇野 昨日の表彰式の時は、今の自分の競技に対する気持ちの持ち方っていうのが、自分が優勝するよりも自分の身近な人とか一緒に練習してる人とか、今回はアダム君とかが優勝して喜んでいる姿とかを見ると、すごくうれしいなって思って。多分自分の周りが喜んでくれる分にはすごくうれしいんですけど、それぐらい自分自身が結果に対する気持ちとか、競技に対する闘争心とかっていうのが本当に今薄いんだろうなっていうのは思いましたけど。でも、みんな、みんな、優勝してほしいなっていう気持ちでした。

銀メダルを獲得した宇野(共同)

銀メダルを獲得した宇野(共同)

――大会前に競技会で楽しめるものが見つかったらいいって話もされていましたが、今大会としてそういったものが見つかりましたか。

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。