山本草太か三浦佳生か アイスダンスは史上初「保留」 フィギュア代表選考を連盟が説明

日本スケート連盟は24日夜、全日本選手権(長野)の全日程終了後に世界選手権(24年3月18~24日、カナダ・モントリオール)、4大陸選手権(1月30日~2月4日、中国・上海)、世界ジュニア選手権(2月26日~3月3日、台湾・台北)の代表選手を発表しました。

アイスダンスの世界選手権代表は、史上初という「保留」で発表。女子3枠目、男子3枠目、全日本選手権を欠場したペアの「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)の派遣可否にも注目が集まりました。

午後11時半の発表後、取材に応じた竹内洋輔強化部長(44)の説明をお届けします。

フィギュア

世界選手権日本代表

【男子】

宇野昌磨(26=トヨタ自動車)

鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)

三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)

【女子】

坂本花織(23=シスメックス)

千葉百音(18=木下アカデミー)

吉田陽菜(18=木下アカデミー)

【ペア】

三浦璃来(22)木原龍一(31)組(木下グループ)

長岡柚奈(18)森口澄士(21)組(木下アカデミー)

【アイスダンス】

保留

世界選手権日本代表補欠

【男子補欠】

山本草太(23=中京大)

佐藤駿(19=エームサービス/明治大)

友野一希(25=上野芝スケートクラブ)

【女子補欠】

三原舞依(24=シスメックス)

渡辺倫果(21=TOKIOインカラミ/法政大)

住吉りをん(20=オリエンタルバイオ/明治大)

世界選手権のアイスダンス代表「保留」について

日本スケート連盟が公表している国際競技会派遣選考対象選手(12月10日のGPファイナル終了時点)

日本スケート連盟が公表している国際競技会派遣選考対象選手(12月10日のGPファイナル終了時点)

竹内氏 まず初めに、最も重要なこととして、世界選手権のアイスダンスについて、ご説明をさせていただきます。こちらに関しては、結果として、アイスダンスの選考は保留という形になりました。各選手の競技力が非常に均衡している。リズムダンスでトップだった組、フリーダンスでトップだった組、最終の結果でトップだった組が、それぞれ違うという形になりました。

その結果、フィギュア競技部会、及びフィギュア委員会、選考委員会で議論を重ねたわけですけども、結果としては、現状の選考基準の中では保留という形になりました。今後、1月(24日)に行われる理事会で、新たな選考方法について、そこに提案がされ、審議されるという形になりました。よって世界選手権のアイスダンスに関しては「保留」という形になります。

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。