【宇野昌磨列伝】本田真凜さん「昌磨くんとは普段から…」松本航記者が聞いた日常

フィギュアスケート日本男子初の世界選手権2連覇を遂げた宇野昌磨選手(26=トヨタ自動車)が9日、現役引退を表明しました。5歳からの競技歴は21年。信頼する仲間たちに支えられ、オリンピック(五輪)では日本勢最多のメダル3個を獲得しました。

偉業に彩られた国内外の競技会。その大半に足を運び、その思考に迫ってきた日刊スポーツ新聞、Figure365、日刊プレミアムのフィギュアスケート担当記者が過去のノートを見返し、蓄積してきたコメントや証言から、人柄を掘り下げる「宇野昌磨列伝~ニッカン取材ノートから~」を連載しています。

第2回は2016年からフィギュア担当の松本航記者(33)が、交際中のプロスケーター本田真凜さん(22)への取材を経て知ったエピソードを紹介します。

フィギュア

宇野昌磨=2023年12月25日撮影

宇野昌磨=2023年12月25日撮影

23年GPファイナル男子SPを終え、ガッツポーズを見せる宇野

23年GPファイナル男子SPを終え、ガッツポーズを見せる宇野

23年東日本選手権の女子フリーで演技する本田真凜さん

23年東日本選手権の女子フリーで演技する本田真凜さん

2022年9月に交際公表

本田さんにとっても、宇野の支えは大きかった。

2023年夏。前年の交際公表に至る流れを本田さんから聞く機会があった。

「本当は(2022年元日に報じられる)もっと早くにオープンにしようと話していたんです。スケート界はみんな知っていて『これ、内緒ね』というのも違うし…」。

2人は同じ意見だった。

本文残り64% (1175文字/1829文字)

大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。